Ithy - 解き明かす！3年前、2022年読売ジャイアンツの打撃オーダー

今から3年前、すなわち2022年シーズンの読売ジャイアンツ（巨人軍）のオーダーについてですね。この年は原辰徳監督が引き続き指揮を執り、セントラル・リーグ4位（68勝72敗3分、勝率.486）でシーズンを終えました。シーズンを通して固定されたオーダーではありませんでしたが、開幕戦のスタメンや、年間を通じて主力となった選手たちの構成を見ていきましょう。

2022年巨人軍オーダーのハイライト

開幕戦オーダー: 吉川尚輝選手を1番に据え、新外国人ポランコ選手、ウォーカー選手を加えた攻撃的な布陣でスタート。
中軸の顔ぶれ: 4番・岡本和真選手を核に、中田翔選手、丸佳浩選手、そして外国人選手がクリーンアップや中軸を担いました。
オーダーの流動性: シーズン中は選手の調子や対戦相手、怪我などにより、打順や守備位置は頻繁に入れ替えられました。

運命の開幕戦：2022年3月25日 vs 中日ドラゴンズ

シーズンを占う最初の布陣

2022年シーズンの幕開けとなった3月25日、東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの開幕戦では、以下のスターティングメンバーで臨みました。このオーダーが、その年のチーム編成の基本的な考え方を示しています。

打順	守備位置	選手名	備考
1	二塁手	吉川尚輝	俊足・巧打のリードオフマン
2	遊撃手	廣岡大志	チャンスメイクと堅実な守備
3	右翼手	G. ポランコ	新加入のパワーヒッター
4	三塁手	岡本和真	不動の4番、主砲
5	一塁手	中田翔	勝負強い打撃でクリーンアップ
6	中堅手	丸佳浩	経験豊富な攻守の要
7	左翼手	A. ウォーカー	長打力が魅力の助っ人
8	捕手	小林誠司	守備の要、投手陣をリード
9	投手	菅野智之	開幕投手、エース

2022年読売ジャイアンツ開幕戦スターティングオーダー (2022/3/25 vs 中日)

この開幕オーダーでは、1番に吉川選手を置いて機動力を活かしつつ、3番ポランコ選手、4番岡本選手、5番中田選手、そして7番ウォーカー選手と、長打力のある打者を並べる攻撃的な意図が見られました。エース菅野投手がマウンドに上がり、小林捕手とのバッテリーでシーズン初戦に挑みました。

2022年シーズンの巨人軍の試合の様子

シーズンを彩った主力選手たち

各ポジションのキープレイヤー

シーズンを通して見ると、開幕戦のメンバーに加え、他の選手もスタメンに名を連ね、チームに貢献しました。ポジションごとに主な選手とその役割を見てみましょう。

内野陣 (Infielders)

吉川尚輝 (二塁手): 主に1番打者として高い出塁率とスピードでチャンスメイク。守備でも貢献しました。
岡本和真 (三塁手/一塁手): 不動の4番打者。チーム最多の本塁打・打点を記録し、打線を牽引しました。
中田翔 (一塁手): クリーンアップの一角として勝負強い打撃を見せ、得点源となりました。
坂本勇人 (遊撃手): キャプテンとしてチームを支えましたが、怪我による離脱もありました。復帰後は主に2番や中軸を打ちました。
廣岡大志 (遊撃手/二塁手): 開幕スタメンを務めるなど、内野の複数ポジションで起用されました。
増田陸 (内野手): 若手の有望株として、シーズン途中から出場機会を増やしました。

外野陣 (Outfielders)

丸佳浩 (中堅手/右翼手): 経験豊富なベテランとして攻守にわたりチームを支え、主に3番や6番を打ちました。
G. ポランコ (右翼手/左翼手): 新加入ながらパワーを発揮し、主に3番や5番で起用されました。
A. ウォーカー (左翼手/右翼手): こちらも新加入。シーズンを通して打撃で貢献し、主に中軸や下位打線を担いました。
Z. ウィーラー (外野手/内野手): ムードメーカーとしても存在感を発揮。代打やスタメンで起用されました。

チームの中核を担った岡本和真選手(左)と丸佳浩選手(右)

捕手陣 (Catchers)

小林誠司: 守備力を買われ、開幕スタメンマスクを被るなど、多くの試合で先発出場しました。
大城卓三: 打撃力を活かし、小林選手と併用される形でスタメン出場。シーズン後半は出場機会が増加しました。

投手陣 (Pitchers)

先発: エース菅野智之投手がローテーションの中心。髙橋優貴投手、C.C.メルセデス投手、赤星優志投手（新人）、山﨑伊織投手なども先発としてマウンドに上がりました。
リリーフ: 抑えとして新人王に輝いた大勢投手が活躍。中継ぎでは今村信貴投手、高梨雄平投手、鍬原拓也投手などがブルペンを支えました。

2022年読売ジャイアンツチーム構成マインドマップ

主力選手を中心としたチームの概観

以下のマインドマップは、2022年シーズンの読売ジャイアンツの主要な選手構成を視覚的に示したものです。原辰徳監督のもと、各ポジションでどのような選手が中心となっていたかが分かります。

mindmap root["2022年読売ジャイアンツ
(監督: 原辰徳)"] id1["内野手 (Infielders)"] id1_1["岡本和真 (3B/1B) - 4番"] id1_2["吉川尚輝 (2B) - 1番"] id1_3["中田翔 (1B) - 5番"] id1_4["坂本勇人 (SS) - 2番/中軸"] id1_5["廣岡大志 (SS/2B)"] id1_6["増田陸"] id2["外野手 (Outfielders)"] id2_1["丸佳浩 (CF/RF) - 3番/6番"] id2_2["G. ポランコ (RF/LF) - 3番/5番"] id2_3["A. ウォーカー (LF/RF) - 中軸/下位"] id2_4["Z. ウィーラー"] id3["捕手 (Catchers)"] id3_1["小林誠司"] id3_2["大城卓三"] id4["投手 (Pitchers)"] id4_1["先発 (Starters)"] id4_1_1["菅野智之 (エース)"] id4_1_2["髙橋優貴"] id4_1_3["C.C. メルセデス"] id4_1_4["山﨑伊織"] id4_1_5["赤星優志 (新人)"] id4_2["リリーフ (Relievers)"] id4_2_1["大勢 (抑え/新人王)"] id4_2_2["高梨雄平"] id4_2_3["今村信貴"] id4_2_4["鍬原拓也"]

2022年巨人軍チーム戦力評価

レーダーチャートによる分析

2022年シーズンの読売ジャイアンツのチーム力を、いくつかの側面から主観的に評価したものが以下のレーダーチャートです。岡本選手、中田選手、外国人選手を中心とした「パワーヒッティング」は高評価ですが、シーズンを通しての「安定性/一貫性」や「リリーフ投手陣」には課題も見られました。最終的にBクラスの4位に終わった要因の一端がうかがえます。